チョ・ソンジン

チョ・ソンジン
天性の音楽性を備えた稀有の才能。

「…歌うこと、つぶやくこと、ほのかに光ことの間にある繊細なニュアンスの違いが、すでに若いチョのピアノ演奏を、まったく格別なものにしている」(バーゼルランドシャフト紙)

「クラシック音楽の若き天才」(バーゼル新聞)

今年21歳を迎えたチョ・ソンジンは、幼少の頃からその傑出した才能が話題を呼び、チョン・ミョンフン、ミハイル・プレトニョフ、ワレリー・ゲルギエフ等の著名指揮者達から様々な演奏会に招かれている。特にチョン・ミョンフンはソンジンが15歳の時から、ソウル・フィル、チェコ・フィル、NHK交響楽団を始め様々な演奏会でソリストとして起用。パリ(サル・プレイエル)でのフランス国立放送フィルのソリストとしても指名。 
プレトニョフには、ロシア・ナショナル管での共演を皮切りに、2013年10月バーゼル交響とのバーゼルでの演奏会、2014年10月東京フィル、11月ブダペスト、2015年にはデンマーク及びモスクワにもソリストとして招かれている。
ゲルギエフには、サンクトペテルブルグで行われている“白夜祭”に招かれ、マリインスキー歌劇場コンサートホールにてリサイタルを行っている他、ロシア国内のツアーのソリストとしても共演している。
他、マレク・ヤノフスキ指揮ベルリン放響、ロリン・マゼール指揮ミュンヘン・フィル、ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルグ・フィル等と共演。

1994年5月28日、韓国ソウル生。6歳からピアノを始める。
2005年、クムモ神童コンサート・シリーズでデビュー。
2008年に青少年のためのショパン国際ピアノ・コンクール(モスクワ)で第1位受賞。
2009年11月には、「第7回浜松国際ピアノ・コンクール」にて最年少、15歳での優勝を果たし、同時に日本人作品最優秀演奏賞、札幌市長賞も受賞。審査委員長の中村紘子は「圧倒的な、桁外れの才能」と絶賛している。
2011年6月、ピアノ部門に強豪が並んだチャイコフスキー国際コンクールで3位受賞。
2014年、ルービンシュタイン・コンクールにて3位受賞。

今までにS. R. パク、S. J. シンに師事。ソウル芸術高等学校を経て2012年10月よりパリ高等音楽院に入学。ミシェル・ベロフに師事。

その卓越したテクニック、美しいタッチと身体中から溢れ出る音楽性が、聴く人の心を掴み、来日する度に演奏家として大きく成長していく姿が注目を集めている。