奈良 希愛

奈良 希愛
2歳よりピアノを始め、全日本学生音楽コンクール優勝。東京藝大学在学中推薦をうけ、安田生命(現 明治安田生命)クォリティオブライフ文化財団音楽学部奨学生。その後DAAD奨学生とてベルリン芸術大学に進学。同大学を首席卒業後、文化庁在外研修員として同大学院国家演奏家コース入学。またマドリード王立高等音楽院、ローマでも研鑽を積む。ベルリン芸大大学院を満場一致の最高点にて首席修了後、全額給費生として、マンハッタン音楽院大学院に進学。在学中は室内楽科の助手も務める。
第13回R.シューマン国際音楽コンクールピアノ部門では、日本人初の優勝。また浜松、ブゾーニ、イトゥルビの各国際コンクールでも入賞。ウィグモアホール国際歌曲コンクール(バリトンとのデュオ)では1位無しの4位入賞。
ソロ、アンサンブル、歌曲伴奏、現代音楽と幅広い分野で活躍し、ドイツ国営放送局主催ヴァルトブルグ城演奏会、ボローニャ国際、ライプチヒ・バッハ国際、台湾国際現代曲、フィリピン国際などの世界の音楽祭から招待を受ける。ベルリン、新日本フィルをはじめ国内外のオーケストラと共演。
現在はドイツと日本に居を構え。ソロの他、ベルリン・フィル、ベルリン国立歌劇場管、ドレスデン国立歌劇場管等のメンバーと、世界各地で演奏活動を行っている。
指導者としてもマンハッタン音楽院、韓国・仁済大学など世界の大学から招聘をうけ、マスターコースを行い、国際コンクールの審査も務める。第18、19回浜松国際ピアノアカデミー講師。国際シューマン協会会員。現在国立音楽大学准教授、昭和音楽大学ピアノアートアカデミー講師。