広瀬 悦子 / Hirose Etsuko

広瀬 悦子 / Hirose Etsuko
1992年モスクワ青少年ショパン国際ピアノコンクール優勝。1999年パリ国立高等音楽院を審査員全員一致の首席で卒業し、併せてダニエル・マーニュ賞を受賞。
ヴィオッティ国際コンクールとミュンヘン国際コンクールに入賞後、1999年マルタ・アルゲリッチ国際コンクールで優勝。以来、日本、フランス、アルゼンチン、ポーランド、イタリアなどでリサイタルを開催。パリ・ショパン・フェスティヴァル、ラ・ロック・ダンテロン音楽祭、ラ・フォル・ジュルネ(ナント、日本、ワルシャワ)などに出演。
2001年デュトワ指揮N響と共演。その他、バイエルン放送響、モスクワ・フィル、アルゼンチン国立管、読売日響、東響、大阪フィル、名古屋フィルほか国内外のオーケストラと数多く共演。
2003年6月にオルフェウス室内管弦楽団の日本ツアーにソリストとして参加。2007年4月、ワシントンD.C.のケネディセンターでリサイタルを行い全米デビュー。2010年にはフランスにてシューマンのピアノ協奏曲をネルソン・フレイレの代役で大成功を収めた。
日本コロムビア㈱からCD『シャコンヌ』『ラ・ヴァルス』『ファンタジー』『Le Vent』をリリース。2010年には5枚目のCD『Chopin : Ballades & Nocturnes』が、フランスのレーベル「MIRARE」の初の日本人アーティストのディスクとして世界的に発売される。また、続いてオーケストラ・ドゥ・ポーと『シューマン&リスト』の協奏曲をリリース。最新盤は、レコード芸術で特選盤を獲得した「バラキレフ/ピアノ作品集」。
ピアノを星洋子、中島和彦、中沖玲子、中村紘子、G・ムニエ、B・リグット、M.F.ビュッケ、J.シャミネ、A.ブレンデルの各氏に、室内楽をC・イヴァルディ氏に師事。
スケールの大きな音楽作り、美しい音色、幅広いレパートリーが高い評価を集め、世界に活躍の場を広げる期待のピアニストである。