2月9日(日)、音楽アラカルトの第5回目を開催しました。
今回は、浄瑠璃の竹本京之助さんと、三味線の鶴澤津賀寿さんを講師にお迎えし、女流義太夫の世界に
ついてお話いただきました。
義太夫は、人形浄瑠璃と共に発展してきた音曲(おんぎょく)で、歌舞伎狂言にも取り入れられています。
歌舞伎や人形浄瑠璃は男性しか参加することができず、女流義太夫は、語り手である太夫(たゆう)と
伴奏の三味線、という「素浄瑠璃(すじょうるり)」と呼ばれる形式で演じられることが大半だそうです。
早速披露して下さったのは、「加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)」より「草履打ちの段」
という演目です。
人の声と三味線のみという構成はシンプルですが、とても迫力のある演奏に圧倒されてしまいました。
講座では、この「草履打ちの段」の台詞の一部を観客のみなさんに実際に体験していただきました。
また、講師のお二人が普段行っている発声練習も体験しました。
みなさん積極的に参加して下さり、体験を楽しんで頂けたようです。
終演後も、多くの方が講師のお二人に質問をしにいらっしゃいました。
楽器や使用していた道具なども間近で見せていただき、義太夫の魅力に触れる貴重な機会となりました。
さて、今年度の音楽アラカルトは、今回で最後となります。多くの皆様にご来場頂き、ありがとうございました。
次年度の講座につきましは、アクトシティ音楽院のホームページやチラシ等で、随時お知らせして参りますので、
是非チェックして下さいね!
カテゴリ : 2014/02/09