音楽アラカルト
講師・ゲスト プロフィール
  第1回 講師:稲田 正康 INADA Masayasu
1959年早稲田大学卒。NHKに入り資料部(現「NHKアーカイブス」)の音楽ライブラリーで、BG音楽集の企画制作、コンピューター使ったレコード検索システムの開発、民謡調査とその成果をまとめた「日本民謡大観」の編集などを担当。1992年から日販図書館サービスに勤務。CDの検索データを「NHK−MARC」として全国の図書館に提供した。2003年から浜松市アクトシティ音楽院音楽監督コミュニティコース「音楽アラカルト」を担当。日本民謡文化振興協会専門委員。
  第2回 講師:村上 輝久 MURAKAMI Teruhisa
1929年浜松市生まれ。1948年ヤマハ株式会社に入社。以来、ピアノ技術一筋。
1965年来日したピアニスト ベネデッティ・ミケランジェリの奏でる音に魅せられ、1966年から1970年まで、ピアノの音研究のため単身ヨーロッパへ渡った。ミケランジェリをはじめ、スヴァストラフ・リヒテル、ジョルジュ・シフラなど巨匠ピアニストたちの信頼を得て、彼らの専属ピアノ調律師として、ヨーロッパ、アメリカ他世界26ヶ国を回る。1967年、マントン音楽祭(フランス)での仕事が、ドイツの新聞Die WELT紙上で「すべてのピアノをストラディヴァリウスみたいに変える東洋の魔術師ムラカミ」と大きく報じられた。
帰国後は、ヤマハのピアノ製造部長、技術部長を歴任、1980年ピアノ調律師養成機関「ヤマハテクニカルピアノアカデミー」を設立、初代所長に就任。また、著名ピアニストの演奏会調律の他に、大学講座、レクチャーコンサートなどで、音楽史とピアノ構造の変遷を一般に広める努力を全国各地で続けている。2001年NHKテレビ「プロジェクトX〜リヒテルが愛した執念のピアノ」に出演。著書に「いい音ってなんだろう」「ピアニストと語る」他。2007年、第17回新日鉄音楽賞・特別賞受賞。



第2回 演奏:奥村 友美 OKUMURA Tomomi
静岡県浜松市出身。東京藝術大学音楽学部付属高等学校、東京藝術大学音楽学部を卒業。同声会賞および読売新人賞を受賞。その後ベルリン音楽大学ハンスアイスラーに留学、同大学および同大学院にて研鑽を積む。
2008年同大学院を首席で卒業し、国家演奏家資格を取得。 05年、06年度、財団法人ロームミュージックファンデーションの奨学生となる。

第46回全日本学生音楽コンクール全国大会中学生の部第1位、野村賞を受賞。パデレフスキー国際ピアノコンクール第1位、第4回若手奏者のためのコンペティション・デュオ室内楽部門第1位、ケルン国際ピアノコンクール第3位。06年にはゲザ・アンダ国際ピアノコンクール第3位を受賞し、副賞として3年間のコンサートが約束される。
これまでに藝大フィルハーモニア、ブランデンブルグ管弦楽団、西ドイツ放送交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ヴィンタートゥア室内管弦楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、チェコ国立モラヴィアフィルハーモニー管弦楽団と協演する。ヨーロッパ各地で音楽祭等に出演し、日本国内やドイツ、ポーランド、オーストリア、チェコ、スイス、イギリス、クウェート、ブラジル等にてソロリサイタルや室内楽の演奏会に出演。06年には中央ドイツ放送局との契約によりホルントリオのレコーディングを行う。08年秋にドイツ、チェコの5都市にてコンチェルトツアーを行い、好評を得た。また、09年夏、NHKのラジオ番組「名曲リサイタル」に出演。
これまでに安倍紀子、故中島和彦、御木本澄子、倉沢仁子、播本三恵子の各氏に師事し、現在ゲオルグ・サヴァ氏に師事。

公式ホームページ:http://tomomiokumura.com/
第3回 講師:守屋 純子 MORIYA Junko
 

早稲田大学"ハイソサエティーオーケストラ"でジャズを始め、ニューヨークのマンハッタン音楽院大学院を卒業。アメリカ・ヨーロッパ各地で演奏活動を行う。1997年 "My Favorite Colors"を発表。2000年より、"守屋純子オーケストラ"の公演が文化庁芸術文化振興基金の助成対象事業となり、2001年にこのオーケストラでのリーダーCD "Shifting Images"を発表。2004年、国際交流基金の事業として自己のカルテットでインド公演。
 2005年に "Points Of Departure"を発表、この作品が、第18回ミュージック・ペンクラブ賞を受賞する。同年9月、ジャズでは最も権威のあるセロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人としてまた女性として初優勝の栄誉に輝き、ワシントンのケネディーセンターでの授賞式に招聘されて受賞曲を演奏し、日米で話題を呼ぶ。
 2006年12月にNYの第一線ミュージシャンと共演した、モンク賞受賞記念盤"Playground"を発表。2008年 9月、米"モンタレージャズフェスティバル"に自己のカルテットで出演、その後、サンフランシスコ・ロサンゼルスでも公演を行う。11月にはフランス・ツアーを行う。2009年1月にオーケストラによる新作"Grooving Forward"を発表。2月にかもがわ出版よりジャズに関するエッセイ集"なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?"を発売。7月に再び、フランス・ツアーを行う。2010年1月、初のピアノトリオ作品"Three And Four"を発売。
 教育活動にも熱心で、昭和音楽大学・尚美学園大学・山野楽器等で後輩の指導にあたる他、"山野ビッグバンドコンテスト""浅草ジャズコンテスト"等の審査員や、全国の小中高生のためのビッグバンドの指導なども行なっている。

公式ホームページ:http://www.mars.dti.ne.jp/~junkomry/


第4回 講師:永田 直美 NAGATA Naomi
 

1956年12月静岡県大東町(現掛川市)生まれ、3歳より18歳まで浜松市で育つ。
東京芸術大学卒業、文化庁派遣在外研修員としてミラノに留学。
オペラ初舞台は'81年ステファノオペラ劇場公演、メノッティ作曲「領事」の秘書役。その後二期会オペラスタジオ研修所を修了し、小劇場での「魔笛」「月の世界」「カルメン」などの出演を経て、'85年に藤原歌劇団入団。'86年「カヴァレリア・ルスティカーナ」のローラでデビュー後、「カルメン」のタイトルロール「椿姫」「蝶々夫人」「リゴレット」「清教徒」「マクベス」「ノルマ」「運命の力」「ルチア」「アンドレア・シェニエ」「ロミオとジュリエット」「アドリアーナ・ルクヴルール」など数多くの藤原歌劇団公演で活躍し、在籍20年を区切りに'05年11月に退団、翌年東京二期会に移籍した。
'91〜'94年にはNHKニューイヤーコンサートに連続出演した。NHK-FMリサイタルにも出演。
「蝶々夫人」のスズキは文化庁の公演や新国立劇場の青少年のための公演などでも、'93年より12年間にわたり日本各地で30数回歌っている。
また日本オペラにも力を注ぎ、日本オペラ協会公演「天守物語」の薄、「袈裟と盛遠」の鬼子母神、「よさこい節」(初演)のお徳、「祝い歌の流れる夜に」の雅江、浜松市民オペラ「三郎信康」(初演)の徳姫などで実力を発揮した。
他にはNHKモーツァルトイヤーオペラ「魔笛」のダーメ、宮本亜門オペラ初演出の「コズィ・ファン・トゥッテ」のデスピーナ(デスピーナ役は雑誌「話の特集」で永六輔選芸能大賞に選ばれた)、びわ湖ホールプロデュースオペラ「ドン・カルロ」のエボリ公女、「エルナーニ」「シチリア島の夕べの祈り」、新星日本交響楽団の「ラ・ジョコンダ」のラウラで成功を収めている。
新国立劇場には'98-'99年同劇場初シーズン第一作目「蝶々夫人」でデビュー以来、「ナブッコ」のフェネーナ、「天守物語」の薄、「マノン・レスコー」の音楽家、「蝶々夫人」のスズキ、「リゴレット」のマッダレーナ、「エフゲーネ・オネーギン」のオリガ、「マノン」のジャボット、「椿姫」のフローラ、「アラベッラ」のアデライーデ、『黒船」(山田耕筰作曲)の姐さんなど、メゾ・ソプラノの重要な役で活躍している。
近年では横浜シティオペラでの「魔笛」のダーメ、「霊媒」のババ、「フィガロの結婚」のマルチェリーナ、「修道女アンジェリカ」の公爵夫人、「ヘンゼルとグレーテル」の魔女、「コズィ・ファン・トゥッテ」のドラベッラ、東京室内歌劇場公演:別貢貞雄作曲「井筒の女」(世界初演)の紀朝子などを好演し高い評価を得た。
また昨年はオペラ「虎月伝」の老母役でブルガリアのソフィア芸術祭に参加、国民文化祭THE OPERA in静岡「蝶々夫人」のスズキの好演は記憶に新しい。
今年6月には新国立劇場「鹿鳴館」(三島由紀夫原作・池部晋一郎作曲・世界初演)の大徳寺公爵夫人役で出演し高評を博した。
またリサイタリストとしては'90年の初リサイタル以来10数回のリサイタルを重ね、'05年からは「サロンリサイタルシリーズ」で毎年新たなレパートリーに挑戦している。
アンジェリカ・カタラーニ国際コンクール歌曲部門2位、村松賞、浜松ゆかりの芸術家顕彰者、掛川ふるさと親善大使。
現在、二期会オペラ研修所、昭和音楽大学、千葉大学で講師を務める。二期会会員。

ブログ執筆中:永田直美〜エメラルドグリーンのクレフ http://blog.goo.ne.jp/n_aomi1214/


  第5回 講師:オリタ ノボッタ ORITA NOBOTTA
  主な仕事 ex.米米CLUB、BIG HORNS BEE、mondeskit、kicks.........のメンバー。
SAXPHONE、FLUTE、CLARINET奏者。
 ・作詞/作曲/編曲/プロデューサー。
 ・ラジオパーソナリティー、エッセイスト、レポーターなど仕事は多岐にわたる。
 ・東京ミュージック&メディアアーツ尚美特別講師
 ・YAMAHA ANNEX 講師
90年に米米CLUB, BIG HORNS BEEのメンバーとなる。
以降、B.B.KING・Char・TUBE・中島美嘉・平井堅・米倉利紀・鈴木雅之....等、国内外の数々のアーティスト共演。
日本を代表するホーンセクションのメンバー、そしてソロプレイヤーとしてライブに、レコーディングに活躍中。
2002年11月にソロアルバム「PIECES OF THE MOON」をリリース、2003年5月に単行本「いつもそばには猫とサックス」を音楽の友社より発刊。
自他共に認める吹奏楽好きで知られ、日本各地の学校の吹奏楽部、指導者、吹奏楽団との親交を深めている。
近年では各地の吹奏楽コンクールの審査員、コンサートの司会、吹奏楽イベントの音楽監督、CDのプロデュース、サックスクリニック、吹奏楽のバンドのポップスクリニック、マーチングバンド全国大会の司会など......将来ある若い吹奏楽団の育成を積極的に行っている。
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