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事業紹介

音楽アラカルト

音楽アラカルト

開催日
平成27年7月4日()、7月18日()、9月19日()、10月17日()
時 間
14:00~16:00(開場13:30)
会 場
アクトシティ浜松 音楽工房ホール
料 金
1回券500円  全4回通し券1,500円
チケット
5月17日()より一般販売(友の会先行発売は5月10日()11:00~)
●アクトシティチケットセンター、市内プレイガイド
HCFオンラインショップ
●チケットぴあ TEL:0570-02-9999 Pコード 1回券[262-480] 全4回通し券[781-508]
内 容
広いジャンルと様々な視点から音楽を楽しみます。

開催情報

音楽アラカルト

第1回 第9回浜松国際ピアノコンクールを巡って ~世界とつながるHAMAMATSUの舞台~

開催日
平成27年7月4日(
時 間
14:00~16:00(開場13:30)
会 場
アクトシティ浜松 音楽工房ホール
料 金
1回券 500円  全4回通し券 1,500円
講 師
植田克己 UEDA Katsumi (ピアニスト、東京藝術大学音楽学部教授、第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員・専門委員)
1949年札幌生まれ。1975年東京藝術大学大学院修了。69年日本音楽コンクール入選。75年からデトモルト音楽大学とベルリン芸術大学に留学。77年第17回ロン=ティボー・コンクール第2位大賞受賞。78年ヴィルヘルム・ケンプのベートーヴェンの講座を受講。日本、ヨーロッパ、中国などで演奏活動を行いNHK交響楽団、東京都交響楽団、札幌交響楽団、大阪フィルハーモニー、ベルリン交響楽団、ドイツバッハゾリステンとの共演や、室内楽などで活躍。86年から2005年まで「植田克己ベートーヴェン・シリーズ」全27回を開催しピアノソナタ、変奏曲、室内楽曲、歌曲を網羅して演奏。07年から「植田克己作曲家シリーズ」を開始。仙台国際音楽コンクール、ケルン国際音楽コンクール、日本音楽コンクールなどの審査委員を務める。東京藝術大学音楽学部教授。浜松国際ピアノコンクール審査委員。
<講師からのメッセージ>
第9回浜松国際ピアノコンクールを巡って
今年の11月から12月にかけて第9回浜松国際ピアノコンクールが開催されます。「音楽の都・浜松」ならではの市全体、そして市民の皆さんの強力なバックアップ体制が形成されることと思います。そして、静岡県内外から沢山の方々が世界の若者たちの演奏を楽しみに、お聴きに来られることでしょう。私も前回に引き続き審査員を務めますが、コンクールの注目点、聴きどころなどを掻い摘んでお話ししてみたいと思います。

音楽アラカルト

第2回 〝ブラック・ジャック〟は舞台に立つのか!? ~浜松市民オペラ 手塚治虫作品オペラ化への挑戦!! ~

開催日
平成26年7月18日(
時 間
14:00~16:00(開場13:30)
会 場
アクトシティ浜松 音楽工房ホール
料 金
1回券 500円  全4回通し券 1,500円
講 師
田尾下 哲 TAOSHITA Tetsu(演出家)
1972年兵庫生まれ、横浜育ち。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。ドイツ人演出家ミヒャエル・ハンペに西洋演劇、演出を学ぶ。2003年から09年まで新国立劇場に所属し、オペラ・チーフ演出スタッフを務めた。09年チューリヒ歌劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ/道化師』で、共同演出・振付を担当しヨーロッパ・デビュー。
今後は、神奈川県民ホール『金閣寺』、日生劇場『後宮からの逃走』、T.ウィリアムス『ガラスの動物園』など、オペラ、ミュージカル、芝居の演出が控えている。

<講師からのメッセージ>
着想から5年。そして昨年9月「歌会」と称した完成した音楽のご披露目から1年、宮川彬良作曲オペラ『ブラック・ジャック』(原作:手塚治虫/台本:響敏也)がいよいよこの夏、オペラとして世界初演される。
演出家として関わりながら見た作曲家、作家の取り組み、挑戦。そして演出家として物語を舞台に立ち上げるに際して二次元のマンガ、今は古典ともいっていい手塚治虫原作のマンガのキャラクターをどのように舞台へ上げるのか上げるのか、上げないのか…。私たちの仕事は物語を物語ることであり、舞台が扮装大会になってはならない。今回の世界初演に向けてどのような試行錯誤があったのか。そして、初演を一ヶ月後に控えた現在、どのような稽古を重ねているのか。舞台創作における試行錯誤を世界初演に先駆けて語ります。

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第3回 オペラに飛び込め 〜国立ワルシャワ室内歌劇場「魔笛」公演に寄せて〜

開催日
平成27年9月19日(
時 間
14:00~16:00(開場13:30)
会 場
アクトシティ浜松 音楽工房ホール
料 金
1回券 500円
講 師
田中良幸 TANAKA Yoshiyuki(音楽ジャーナリスト、月刊「モーストリー・クラシック」初代編集長)
1962年福井県鯖江市生まれ。武生高校卒業後、福井県職員となるが1年で退職し愛知学院大学に入学。86〜89年北京大学に留学。帰国後、愛知学院大学大学院に戻り、90年中退して産経新聞社入社。社会部記者として主に皇室を担当、97年文化部で音楽情報月刊誌『モーストリー・クラシック』創刊。2005 年まで初代編集長。06年同社編集局編集委員・営業局特命担当部長を最後に独立。音楽プロデューサーとして出光興産のコンサートシリーズ「ミュージック・イン・ミュージアム」、10年ヤマハ・ミュージックメディアから『世界の音楽祭』を出版。鯖江市内に「バー・ステーション」を開店、等身大のニュース解説「ニウスな夜」などの講座を開いている他、県内各地で時事問題の講演を行っている。
<講師からのメッセージ>
オペラは敷居が高そう……。それはそうです、外国語の“歌芝居”なのですから。ストーリーが頭に入っていないと、ステージ上でどんなやり取りが繰り広げられているのか、それすら解りませんからね。しかし……ストーリーを知らなくても楽しめる、それがオペラの奥の深いところなのです。
どういうこと?そう、まず「アリア」だけ楽しめば良いのです。「アリア」……大雑把にいえば、それぞれの登場人物の持ち歌です。故に“歌芝居”の見せ場、ミュージカルでいえば有名なヒットナンバーのようなものですね。だから……、どれもが「いい歌」。コンサートで単独で歌われることも多いのです。そうした有名な「アリア」のメロディーを覚えておけば、もう、それだけで会場で充分に楽しめます。 そしてその後は……。その「アリア」がどんな場面で歌われているのか、さらにはそのオペラがどんな話なのか……。それを知れば、あなたも一端のオペラ通です!さあ、思い切ってオペラの世界に飛び込みましょう!
今回取り上げるのは、モーツァルトの最後のオペラ「魔笛」。魔法の笛を手にした王子が王女を救うために旅をする、ファンタジック・アドベンチャーの傑作です。(田中良幸)

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第4回 江戸長唄 〜『助六』〝いき〟と情の世界へ〜

開催日
平成27年10月17日(
時 間
14:00~16:00 (開場13:30)
会 場
アクトシティ浜松 音楽工房ホール
料 金
1回券 500円
講 師
芳村伊十衛 [唄] YOSHIMURA Isoe
1935年東京生まれ。父 芳村伊四次郎から手ほどきを受け、人間国宝七代目芳村伊十郎師の内弟子となる。64年ジャンルを超えて新しい活動を目指す「創作邦楽研究会」が発足。三世今藤長十郎師を筆頭とする各師と同人となり、全国に演奏活動を起こした。 69年流派を超えた女流演奏家集団「長唄繭(まゆ)の会」を結成。来年75回公演を迎える。85年「浜松SBS学苑」発足時から講師。これまで国立劇場主催「邦楽鑑賞」、松竹歌舞伎・東宝歌舞伎などの商業演劇でオーケストラ・ボックスや黒御簾(みす)で独吟。NHK-FM「お好み邦楽選」で邦楽を伝授するシリーズ、TV「いろはに邦楽」で邦楽を紹介するシリーズに出演。好評を博した。

杵屋静子 [三味線] KINEYA Shizuko
1935年東京生まれ。長唄の唄方 故・坂田仙蔵の次女。幼少より唄・三味線を習う。53年長唄杵勝会試験合格芸名取得。60年NHK邦楽技能者育成会第5期卒業。同専攻科にて現代邦楽を学ぶ。71年芸術祭優秀賞受賞。1972年第1回リサイタル。99年10回目のリサイタル。2000年自主連続ライブコンサートを開始。05年同コンサート5年完走記念公演(35回)。社団法人長唄協会から永年功労者賞受賞。06年自主連続ライブコンサート再開し、今年56回目のコンサート。
<講師からのメッセージ>
江戸の市民は飢餓、大火、百姓一揆、贅沢(ぜいたく)禁止令など度重なるご難に遭いながら、持ち前の明るさ、思い切りの良さや、我慢と気っ風(きっぷ)の良さとで、毎日をエネルギッシュに暮らしていたのでは、と想像できます。
花見や芝居が大好き、火事と喧嘩に心を湧かせ、諸事に執着せず、ヤセ我慢の心は胸の奥に「ヨーッ〝いき〟だね」と賞賛される事に喜びを感じていたのでしょうか。
 芝居の「助六」は正徳三年(1713)が初演。大人気で、以降何回も再演されましたが、曲は河東節というゆっくり柔らか、エレガントな曲調でした。
 それから下って百年、天保の時代(1830~44)になり芝居音楽とは、異なった叙情的な歌詞、筋立てのある洗練されたお座敷長唄が沢山発表されました。その曲は花川戸の助六という個性の強い主人公を、テンポよく描き出した濃密な完成度を感じさせる江戸前の曲です。
 本日は「助六」を題材に、江戸の〝いき〟を味わっていただければと思います。
 漢字で書けば〝いき〟も〝すい〟も《粋》・・・でも、何かが違う??(芳村伊十衛)

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