3月3日(水)、地域密着型通所介護施設「だいだいの家」にて、地域の利用者さんとスタッフの皆様
を対象に修了生公演を行いました。
今回の出演は、小澤諒子さん(ヴァイオリン、イーストマン音楽セミナー修了生)と村上惠三子さん
(ピアノ)です。
だいだいの家は、平成13年にボランティア団体として設立されました。平成19年からは現在の
ようなデイサービスの形になったそうです。民家の家庭的な雰囲気の中で、ゆったりと過ごして
いただける施設を目指して開所されています。
ヴァイオリンの小澤さん、ピアノの村上さんはお二人とも、浜松市内を中心に活動されています。
新型コロナウイルス感染症の影響で、演奏の機会は減ってしまいましたが、楽器指導のお仕事は、
ほぼお休みすることなく続けられていたそう。時には、リモートレッスンも行ったりするそうです。
小澤さんと村上さんには、昨年9月にも市内の小学校で演奏をしていただきました。
※レポートはこちらをご覧ください。
また、ピアノの村上さんは、コロナ禍で全てのコンサートが中止となってしまった昨年6〜7月、
感染症対策を最大限に整えて、新しい生活様式でのコンサートをいち早く模索したプロジェクト
『Concert In New Normal ~新しい生活様式のための~』にも出演していただきました。
※レポートはこちらをご覧ください。
今日は、「だいだいの家」利用者の方12名とスタッフ4名の合計16名の皆さんが集まって、
コンサートを鑑賞しました。
今日は、ちょうど3月3日のひな祭り。
会場には、ひな人形(お内裏様とお雛様)が飾られていました。窓から差し込む日差しは暖かく、
春がもうそこまで近づいていることを感じさせてくれます。
春にちなんだ唱歌をはじめ、聴きなじみのある優しいクラシックなど、小澤さんが1曲ずつ
簡単な説明をしてから演奏をしてくださいました。
利用者さんたちは、曲のお話にじっくりと耳を傾けて、時には演奏に合わせてハミングをしたり
お隣の方とうなずきあったりして楽しんでいる様子でした。
ドヴォルザーク作曲の「ユーモレスク」やシューベルトの「セレナーデ」、ブラームスの
「ハンガリー舞曲第5番」など、どこかで聞いたことのあるクラシックのほか、CMに流れて
くるようなミュージカルのワンフレーズなども。
他にも、ヴァイオリンの音を出すために、普通なら使うはずの弓を全く使わず、弦を指で
はじいたり叩いたり、時には楽器の胴体を手でこすったりというおもしろい奏法も披露して
くれました。
プログラムの最後には、「四季のメドレー」と称して、季節を感じさせる聴いたことのある唱
歌などを10曲以上のメドレーで演奏。「何曲演奏したか、皆さん分かりましたか?」と全員で
答え合わせをして楽しみました。
演奏終了後には、利用者の方から小さな花束とプレゼントをいただきました。
また、お二人の出身地などを親しくお話しされて、アットホームな雰囲気の中でお開きとなりました。
小澤さん、村上さん、素敵な演奏をありがとうございました!
カテゴリ : お知らせ 2021/03/03
本日2月28日(日)より、浜松国際ピアノアカデミー2021がスタートいたしました。
オープニングコンサートでは、アカデミー講師の小川典子先生、石井克典先生、中野翔太先生にご出演いただきました。
たくさんのお客様にご来場いただき、マスタークラスの受講生も鑑賞しました。
小川典子先生
石井克典先生
中野翔太先生
コンサート終了後は、マスタークラスの開講式を行いました。
今年度は13歳から22歳までの16名が参加しています。
鈴木康友浜松市長、小川先生より激励の言葉をいただきました。
いよいよ明日3月1日から、講師の先生方によるレッスンが始まります。
カテゴリ : 2021/03/01
2月16日(火)、天王町西公会堂にて修了生公演を行いました。
出演は川上友貴乃さん(管楽器アカデミー修了生・トランペット)、山本和邦さん(チューバ)、
稲垣満有子さん(ピアノ)の3人です。
地域で活動するむつみ会設立45周年の記念演奏会とのことで、約30名が集まり演奏を楽しみました。
コロナ対策として、演奏者と観客の間を十分に開けて開催しました。
他にも、演奏の合間にお話をするときはフェイスシールドを片手に持って飛沫が飛ばないようにするなど、
演奏者の皆さんも色々と工夫をして対応してくださいました。
今回は童謡やクラシックなど、どこかで耳にしたことがあるような曲が中心のプログラムです。
トランペットの伸びのある高音とチューバの豊かな低音に癒されます。
3人でのアンサンブル以外にも、一曲ずつソロでも演奏してくださいました。
最後に川上さんに「コロナで大変な中ですが、こうして時間を共有出来て幸せでした!」
とお話しいただきました。
素敵な演奏をありがとうございました!
カテゴリ : 2021/02/16
1月10日(日)アクトシティ浜松 大ホールリハーサル室にて、浜松市合唱連盟の協力のもと、「合唱セミナー」を開催しました。
講師は全国で多くの合唱団の指揮を務め、現在全日本合唱連盟及びJCDA日本合唱指揮者協会理事である、清水敬一先生を迎え、ワンポイントレッスン行いました。
また今回は、静岡県の移動制限により、講師である清水先生にお越しいただくことが困難な状況となったため、オンラインレッスンといった形で実施しました。
今回は市内の児童合唱団、中学校、高校の部活動、ベテラン揃いの一般団体と、幅広い合唱団、全7団体が受講しました。
直接ではなく、オンラインでのレッスンとなりましたが、清水先生は各合唱団の課題点等を即座に見抜き、それぞれの合唱団にあったご指導をしてくださいました。
30分といった限られた時間ではありましたが、どの団体も今後の活動のヒントを得ることができた、大変有意義な時間だったのではないでしょうか。
静岡県立浜松江之島高等学校
浜松ライオネット児童合唱団
浜松少年少女合唱団
浜松市立与進中学校
浜松市立都田中学校
浜松市立細江中学校
コール・アコール
今回のレッスンで学ばれたことを、今後の合唱活動に役立てていただければ幸いです。
清水先生、ご指導いただきありがとうございました。
カテゴリ : 2021/01/13
1月8日(金)、市野北公会堂にて修了生公演を行いました。
今回の出演は、北畠志保さん(フルート、浜松国際管楽器アカデミー修了生)と木村理沙さん(ピアノ)です。
市野北朗人倶楽部は、浜松市東区市野町で活動するシニアクラブ。とても積極的に活動されていて、昨今の
コロナ禍になる前はなんと年間200回以上(!)のイベントを企画して、親睦を深めているとのこと。
会長の伊熊さんをはじめ、メンバーの皆さんは明るくて元気いっぱいです。
今日は、48名の会員が集まってくださいました。
演奏する二人も、昨年から演奏機会がずいぶん減ってしまい、今日は久しぶりのコンサートです。
今回は、市野北朗人倶楽部さんの新年初となる定例会なのだそう。
お互いの距離を保って会場の換気を十分に行いながらの開催となりました。
数日前からの寒波で普段よりずっと寒い気温。
室内は、暖房をかけていても換気のためにずっと窓を開けているため、客席の皆さんは防寒の
上着を着たままで鑑賞しています。そんな中、ノースリーブの舞台衣装で登場した北畠さんと
木村さん!
とっても寒そうな姿を見かねた女性スタッフの方が、お手持ちのマフラーを二人の首元に着け
てくださいました。優しい心遣いにほっこりする一幕です。
今回は、皆さんが若い頃に親しんだ唱歌や歌謡曲、聞きなじみのあるクラシック等を演奏して
いただきました。いつもなら、知っている曲は皆さんで口ずさんでいる唱歌も、今回は感染症
対策のため「心の中で歌ってくださいね」と木村さん。
他にも、聴いたことのあるメロディが次々と演奏され、会員の皆さんは二人の息の合った演奏
に体を揺らしたりじっと聴き入ったりして楽しんでいました。
フルートの北畠さんは、自作のマウスシールドを楽器に装着して演奏してくださいました。
ご本人には、響きの違いが分かるけれど、聴いている方にはほとんど分からないくらいなのだそう。
「このコロナ禍で、直接対面して演奏する機会がほとんど無くなってしまいました。オンライン配
信やリモート演奏など、それぞれに良さはありますが、直接お客様の目の前で演奏ができること、
反応がダイレクトに返ってくることの良さを改めて感じています。人との繋がりをこれからも大事
にしていきたいと思います。」と北畠さん。
北畠さん、木村さん、ありがとうございました!
カテゴリ : お知らせ 2021/01/08